文化財登録されたときの新聞記事

北國新聞 1997年3月22日朝刊記事より

国の登録文化財県内から3件

白雲楼ホテル本館・貴賓館、旧三田商店

文化財保護審が答申

文化財保護審議会は二十一日、明治生命本社会館(東京都千代田区)や旧富山県立農学校本館(富山県福野町)など八件、十三棟の建造物を新たに国の重要文化財として指定するよう小○隆文相に答申した。

 文相は答申を受け五月の連休明けにも正式に指定、官報告示する予定。これにより建造物の重要文化財は計二千百四十三件、三千六百一棟となる。

 また審議会は文化財登録制度として、白雲楼ホテル本館、貴賓館、旧三田商店(いずれも金沢市)や平源旅館本店(秋田県横手市)など三十カ所五十二件の登録と、岐阜県高山市の「高山市三町伝統建造物群保存地区」の範囲追加も答申した。


屋根はスペイン瓦  白雲楼ホテル本館
 白雲楼ホテル本館と貴賓館は昭和十二年、金沢市湯涌町に建設された。
本館は「金沢の奥座敷」と呼ばれる湯涌温泉の代表的なホテルで、玉泉湖を望む斜面地に建つ。鉄筋コンクリート六階建てで、全体的には和風を基調としているが、屋根はスペイン瓦を葺き、軒の深い三連アーチ窓の付いた塔屋を持つなど洋風の意匠も取り入れている。

 白雲楼ホテル本館=金沢市湯涌町


宝型屋根の塔屋 貴賓館

 本館に隣接する貴賓館は木造二階建てで、漆喰塗りで玄関棟が付いている。客室は吟味された材料を用いた質の高い造りとなっており、皇族の宿泊施設にも使用された。大屋根の中央に宝型(ほうぎょう)屋根の塔屋を置く外観に特徴がある。

 白雲楼ホテル貴賓館=金沢市湯涌町



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